姉妹

繊細なHSPと、責任感の強い長女。
もともとHSPと長女には、似たような気質がいくつもあります。

似ているからこそ、その2つの条件が合わさることで生きづらさを感じてしまう人も少なくありません。
この記事では、HSP×長女の生きづらさやありがちな5つの気質、その向きあい方についてお伝えします。

HSPについての記事はこちら!

HSP×長女にありがちな5つの気質

ハート

1.「大丈夫」が口癖で人に頼れない

人に頼るのが苦手で、なんでも一人でやらなければと思ってしまうのは、長女やHSPにありがちな気質です。
周りが手を差し伸べてくれても、つい「大丈夫」と言ってしまいがちなのではないでしょうか。

自分は人に頼れないにも関わらず、頼られたときは進んで動きます。
頼られることが嬉しいという人も多いでしょう。

「もっと気楽に助けを求められたら生きやすいのに」と思いますよね。

2.怒られることが怖い

長女はしっかり者なので、怒られた経験があまりないという人も多いでしょう。
怒られ慣れていないのと繊細なHSPの気質によって、怒られることが怖くなってしまいます

一度怒られると「私はダメなんだ…」とネガティブな思考に陥り、なかなか立ち直れないことも少なくありません。
我慢しようとしてもその場で涙が止まらなくなってしまったり、一人で気づかれないように泣くこともあるのではないでしょうか。

大人になると泣くことは悪いことのように思えてしまいますよね。
しかし、繊細な気質ゆえに涙はなかなか制御できないものです。

3.言いたいことがあっても我慢してしまう

言いたいことがあっても、「ここで私が我慢すれば済むこと」と自分を犠牲にしてしまうことはありませんか?
人の顔色は気になるし、争いごとは極力避けたいと考えるのではないでしょうか。

その場が丸く収まるのは良いことですが、自分の本音を言えない辛さがあります。
頼みごとを断れないことも多々あり、自分の性格にうんざりすることも多いでしょう。

4.一人の時間が必須

人の顔色を気にしたり、常に完璧にしようという責任感などから疲れ切ってしまうことも少なくありません。

心が疲れきっているときは、いつものように周りに優しくできないこともあります。
そこから罪悪感を抱いてしまうとさらに自分を責めることになるため、一人の時間が重要です。

「誰とも話したくないな」と言うときは、一人になれる時間を作りましょう。

5.完璧を求めてしまう

長女やHSPには責任感が強く真面目な人が多いため、完璧を求めて疲れてしまうこともあります。

例えば、仕事のときは特にミスに気をつけるのではないでしょうか。
ミスをしたり指摘されたりすると自分を責めてしまいがちです。

一人反省会が癖になっているケースも多く、自分を褒めることをしません。
常に完璧を求めると、力を抜く場面が無く疲れますよね。

完璧で無くとも、十分に頑張っている自分を褒める時間も必要です。
「80点くらいでいいや」というように、肩の力を抜けるといいですね!

生きづらさとの向き合い方

胸に手を当てる女性

「全員に好かれなくてもいい」と考える

  • 人の顔色を気にしてしまう
  • 頼みごとを断れない
  • 周りの意見に合わせてしまう

上記のような悩みは、周りに嫌われることに対する恐怖から来ていることが多いでしょう。
ただ、どんなに気遣いができる人でも、全員から好かれるというのはまず不可能です。

自分にとっても苦手なタイプの人が必ずいますよね。
無理にストレスを感じる人間関係を維持する必要はありません。

自分を好きでいてくれる人を大切にすれば、それで十分なのではないでしょうか。
とはいえ、すぐに考え方を変えるのは難しいですよね。

人の気持ちを考えられるのは素晴らしい長所です。
しかし、自分の気持ちを大切にすることが最も重要なことでしょう。

一人反省会の時間を「自分を褒める時間」に変える

ただでさえ生きづらいのに、一人反省会で自分をさらに苦しめていませんか?

「今日はこんなミスをしてしまった」「あの発言で不快な思いをさせてしまったかも」など、考えれば考えるほど反省点が浮かびますよね。
その日のことだけでなく、過去のことが何度もフラッシュバックして自己嫌悪に陥ることもあるでしょう。
それが癖になり、毎日の習慣になってしまうと、自己肯定感がどんどん下がってしまいます

そこで試してほしいのが、一人反省会の時間を「自分を褒める時間」にすることです。

  • 休まず学校や会社に行けた
  • 笑顔で接客ができた
  • 家族や兄弟に優しくできた

どんな些細なことでも良いのです。
自分を褒める癖をつけることで、少しずつ自信が湧いてきますよ♪

筆者は実家を出てから気持ちが楽になった!

ハーブティー

わたしが実家を出たきっかけは、上京して地下アイドルの活動をするためでした。

一人暮らしになってから、家族と過ごすことによる長女としての辛さがよりわかった気がします。
例えば、下記のような感じです。

  • 家族を失望させてはいけない
  • 父の言うとおり、正社員になるべきかもしれない
  • 両親の雰囲気が悪い時は、私が中立の立場になるべきだ
  • 自分の怒りはあまりぶつけないが、父が妹を悲しませたときは反抗する

とにかく父が世間体を気にする人なので、実家にいた頃は息が詰まるような思いでした。
家族が近くにいないと、ありがたみがわかる反面、自由に過ごせる快感が大きいです。

気質というのは、幼い頃からの家庭環境が深く関係しています。
もし息苦しさを感じるのなら、実家を出てみてはいかがでしょうか。

HSPさんにおすすめな本

「繊細さん」の幸せリスト


[書籍のメール便同梱は2冊まで]/今日も明日も「いいこと」がみつかる「繊細さん」の幸せリスト[本/雑誌] / 武田友紀/著

「繊細な気質は幸せを感じるためにあるものなんだ!」と前向きになれる本です。

繊細がゆえに、ついつい自分の性格に嫌気がさすことも多いですよね。
人の顔色が気になったり、些細なことで落ち込んでしまったり。

しかし、感受性豊かだからこそ、小さな幸せにも気づけるという素晴らしい心の持ち主です。
読み終わった後は肩の力が抜け、穏やかな気持ちになれますよ♪

さいごに

手をつないで歩く親子

HSP×長女の気質やその向き合い方についてお伝えしました。
HSPと長女は、片方に当てはまるだけでも生きづらさがあるかと思います。

両者の気質は似ている点が多く、組み合わさるとまさにダブルパンチですよね…
しかし、生きづらさの原因である「責任感」や「感情を読み取る能力」は長所でもあります。

自己肯定感が低くなってしまいがちですが、誰にでも好かれようとしないこと・自分を褒める習慣をつけることを意識してみてください♪

「自分らしく生きようとする筆者の思い」はこちらの記事をご覧ください!