頭をかかえる女性

ネガティブ思考が始まるとなかなか抜け出せず、何度も同じことを考えてしまうHSPさんは多いのではないでしょうか。
その内容のほとんどが、考えても答えが出ないことや過去の失敗・後悔などであるため、落ち込んでも意味がありませんよね。

おもちおもち

考えすぎって頭ではわかってても、簡単には直せないクセだよね…
心の負担を減らすためにも、少しずつ改善していきたいな。

この記事では、HSPさんが考えすぎることによる影響や、癖を直すコツについてご紹介します。

HSPさんが考えすぎてしまうのはどんなとき?

過去の後悔を思い出したとき

「あのときこうしていれば」「昨日あんなこと言って大丈夫だったかな」などと、過去の後悔を何度も思い出してしまうことがありますよね。

HSPさんの中には、普段から先のことを予想しながら行動や発言をする方が多く、用心深い一面があります。
そのため、「正しい判断ができなかった」とあとから一人反省会をしてしまうこともあるでしょう。

反省が一度で終わればまだ良いのですが、同じことを何度も思い出して終わりのないネガティブ思考に陥りがちです。

おとうふおとうふ

過ぎたことを何度も後悔しても意味がないのはわかっていますが、ついやってしまいますよね・・・
周りは全く気にしていないことがほとんどでしょうし、考えすぎるのはやめたい!

まだ起きていないことに対する不安を感じたとき

「もしかしたらこうなるかもしれない…」と、まだ起きてもいないことに対し不安を感じてしまった経験はありませんか?
実は、HSPには「扁桃体」の働きが強いという特徴があります。

扁桃体は脳の一部で、感情のコントロールをする役割があります。
不安や恐怖を感じるとそれを避けようとし、ぐるぐると考え込んでしまうのです。

おもちおもち

「考えすぎ」「気にしすぎ」と言われると傷つくことがあるけど、
これはHSPの性質なんだね〜!

考えすぎるとどんな影響がある?

疲れて行動できなくなる

ネガティブ思考を続けると、悪い結果ばかり想像してしまい心が疲弊してしまいますよね。
さらに、臆病になって行動がどんどん遅れてしまうという影響もあります。

思い返してみると、「心配事が必ずしも現実になった」ということはないのではないでしょうか。
不安な気持ちは行動してみることで意外と解消されるものです。

考えすぎて疲れてしまう前にとりあえず動いてみることをおすすめします。

自律神経が乱れる

体調を良好に維持するのに重要な役割を果たす、自律神経。
HSPは脳の自律神経中枢が刺激されやすく、乱れやすい傾向にあります。

自律神経が乱れることによる影響には、下記のようなものが挙げられます。

  • 頭痛
  • めまい
  • 吐き気
  • 倦怠感
  • 動悸
おもちおもち

考え始めると無限ループだし、
心も身体も疲れちゃうよね…
考えすぎる癖を少しでもなくすにはどうしたらいいんだろう?

HSPさんが考えすぎてしまう癖を改善するには?

「意外となんとかなる」と思うようにする

ネガティブなことをずっと考えていると、なかなか行動できずに
自分の足を自分で引っ張ってしまう状況に陥りがちですよね。

確かに嫌な予感は当たることもありますが、予測不能なハプニングや
理不尽なことはどうしてもついて回ります。

そんなときでも、今まで意外となんとか乗り越えられてきたのではないでしょうか。

「ネガティブ思考が始まっているな」と気づいたときは、
「なるようになるから大丈夫!」と言い聞かせるようにしてみましょう。

おとうふおとうふ

ポジティブな言葉を口に出してみるだけでも、
前向きになれる効果がありますよ!

とりあえず行動してみる

おもちおもち

こうしたらああなるかも…でも、こういう可能性もあるし…
ぐるぐる考えすぎて、なかなか動けなくなることよくある〜(泣)

何か行動を起こす前によく不安になってしまう人は、
とりあえず行動するようにしてみることをおすすめします。

不安なのは行動していないからであって、
意外とやってみたらどうってことないことも少なくありません。

危険を察知しやすいのはHSPの能力ではありますが、
あえて動いてみることも大切です。

そうすることで、「なんてことないじゃん!」という感覚をつかむことができるでしょう。

いくつか依存先を作る

「依存先」という表現は少し大袈裟かもしれませんが、簡単に言うと没頭できることや趣味を見つけることです。

ネガティブなことを考えてしまうときは、何もしていないと言う方が多いのではないでしょうか。

一旦考えることを強制終了するためにも、集中できることを見つけることをおすすめします。

おとうふおとうふ

ちなみに私は文章を打っているときが一番落ち着くし、没頭できます!
その他にも、読書やハンドメイドがおすすめです。

さいごに

扁桃腺の働きが強く、自律神経が乱れやすいHSPは、
一度不安になると深く考え込んでしまいがちです。

危険を察知し、自分を守ろうとする能力は長所ですが、あまり考えすぎると疲れてしまいますよね。

不安に思っていることは、実際は案外どうってことなかったり、なんとかなるものだったりします。
少しでも考え込む時間を減らせるよう、工夫してみてください!