
HSPであることを自覚しながらも、「周りに言ったら嫌われそう」「甘えだと言われそう」などと思ったことはありませんか?
HSPは5人に1人と言われており、多いように感じますが少数派であるのは事実です。
自分の気質について、周りに受け入れてもらいたいという気持ちはあっても、なかなか言い出せない人も多いのではないでしょうか。
この記事では、HSPは秘密にするべきなのか、「自称HSP」になぜうんざりする人がいるのかについてお伝えします。
そもそもHSPとは?
HSPとは、感受性豊かで共感能力が高く、繊細な気質を持つ人のことです。
「病気なの?」と思われがちですが、そうではなく生まれ持った気質です。
特徴は人それぞれですが…
- 光や音に敏感
- 人の顔色を気にしすぎてしまう
- 自分の意見を言えない
- 人が悲しんでいると自分も涙が出てしまう
上記のように、常に敏感にアンテナを張っているような人が多い傾向にあります。
HSPの特徴についてはこちらの記事でも紹介しています。
最近、繊細気質な「HSP」という性質の認知度が高まってきています。 「どうして小さなことを気にしてしまうんだろう…」「HSPは甘えなのかな?」などと悩んでいる方も多いのではないでしょうか。 気にしすぎてしまう性質から、ネ …
HSPは自己診断がほとんど
自己診断でHSPを名乗る人に対し、批判的な意見がありますが、ほとんどの人が自称なのではないでしょうか。
先ほどもお伝えしましたが、HSPは病気ではなく気質です。
そのため、医師に診断してもらうようなことではないのです。
心療内科などで、「HSPの気質かもしれませんね」と医師から言われた人も中にはいるかもしれません。

HSPを知って、自分と向き合えるようになった人はたくさんいます。
自称することは甘えではありません。
むしろ、自己理解ができていると前向きに捉えて良いでしょう。
▼非HSPさんにも読んでいただきたい記事です。
「身近な人にHSPを打ち明けられたけど、イマイチ理解ができない」 「HSPをカンタンに説明できる記事があったらいいのに」 そんな悩みはありませんか? この記事では、HSPの悩みや長所・言われるとツライ言葉などを簡潔にまと …
「自称HSP」にうんざりする人たち。3つの理由とは?
HSPは自己診断で知る人が多いため、自称しても問題ありません。
しかし、非HSPの人からなぜ批判的な声が上がるのか気になったので、調べてみました。
1.繊細であることをアピールする自称HSPが身近にいる
- 繊細であることをアピールして周りに優しさを執拗に求める
- いつでも自分が被害者であるという態度をとる
- 周りに気にかけてもらうのが当たり前だと思っている
上記のように、「わたしは繊細だから」とあからさまにアピールするタイプの自称HSPが身近にいる場合、悪い印象を持つ人もいるでしょう。
HSPは「周りに迷惑をかけてはいけない」と考える傾向があり、生きづらい思いをしながらも一生懸命くらいついています。
優しくされたり、特別扱いされることが逆に申し訳ないと思う人もいるでしょう。

周りに頼ることが苦手で、一人になったときに感情が爆発してしまうHSPさんも少なくありません。
「わたしは繊細なの!」なんてアピールはできないですよね。
2.いい人アピールをする自称HSPが身近にいる
HSPは共感能力が高いため、人の気持ちに寄り添えるという長所があります。
ただ、「わたしはこんなにも優しい人なんだ」「人の気持ちがわかる自分はすごい」などと、極度にアピールしてしまう自称HSPにはうんざりする人も多いでしょう。
本当にHSPなのかは本人にしかわかりませんが、周りが「本当に?」と疑うような振る舞いをしてしまう人がいることも事実です。

自分の長所を見つけることは大事ですね!
しかし、それをアピールしすぎる姿勢は周りを遠ざけてしまいます。
3.非HSPを悪者のように扱う自称HSPが身近にいる
非HSPをまるで悪者のように扱う自称HSPもいるようです。
「傷つきやすいのにそんな言い方ひどい!」「あなたは人の気持ちがわからない」など、自分の繊細さを盾にして攻撃するような人です。
そのような人は、「甘える理由が欲しくてHSPを自称している」と捉えられても無理はありません。
多くのHSPは、自分の気持ちをはっきり言えず、傷ついたとしても心の中で引きずってしまうのではないでしょうか。

少数派であるHSPは、周りに理解されないことも多いですが、それを理由に相手を攻撃してはいけませんよね。
HSPへ抱くイメージが悪い人には、上記のような経験があるのかもしれません。
みんながそうじゃないってことを伝えたいですね・・・。
HSPは秘密にするべきなの?
上記でご紹介したような自称HSPが増えていることで、HSPに対して良いイメージがないという人がいることも事実です。
- 周りに自分の気質について話したら楽になるかもしれない
- 理解してもらえたら嬉しい
自分がHSPであることを打ち明けることで、職場などで過ごしやすくなるかもしれないという期待がありながらも、受け入れてもらえなかったときの怖さが勝ってしまいませんか?
実際に、気質について全員に理解してもらうことは難しいでしょう。
非HSPの中でも、優しくて人に寄り添える人や自分中心の人など性格は様々です。
3人に話したら、1人には「そんなの甘えじゃない?」と言われることも十分にあり得ます。
相談できる相手がほしい場合、まずは一番知ってもらいたい人に打ち明けてみてはいかがでしょうか。

私がHSPであることを打ち明けた相手は母と幼馴染のたった2人です。
病気ではないけれど、相当な信頼関係がないと話すのは勇気が必要ですよね。
どんな反応をされるか怖い気持ち、とてもよくわかります。
話せそうなタイミングで、話したい相手だけに打ち明ければいいと思いますよ♪
まとめ
自称HSPが増えている今、HSPに対して悪い印象を持っている人がいるのも事実です。
しかし、HSPであることを受け入れて前向きに生きられるようになった人がたくさんいることを知ってもらいたいと切に願います。
打ち明けて理解されなかったときのことを想像すると、怖くてなかなか言い出せませんよね。
あなたの信頼している人や大切な家族・友人ならきっと真剣に話を聞いてくれるはずです。
生きづらいと感じることもありますが、自分の長所に自信を持って生きていきましょう♪

「自己診断でHSPを名乗るな!」という声はスルーしましょう!